台風6号が発生しましたね
昨夜21時、台風6号が発生しました。できたての時の中心気圧1004hPaって…気圧高っ!
それでも、れっきとした台風なんですね。熱帯低気圧から台風に昇格する条件は、中心付近の最大風速が17.2m/s以上になった時です。気圧は関係ないのでしたね?。
なんだか、次から次へと発生する台風…6月とかって、こんなに発生したかしら?と、つい思ってしまいます。どうも、自分が気象予報士になったから、台風がはるか南の海上で、日本付近には何の影響もないうちから着目するからみたいです。あとは、海面水温がちょっとずつ高くなっているのだろうか…この時期の台風は、中緯度帯まで北上してくれば勢力が衰えてやってくるはずなんですが、どうも最近はやる気満々の状態で日本付近まで近づいてくることが多い気がします。日本が9月頃に台風シーズンと言われるのは、「太平洋高気圧の張り出し具合的に、日本付近に上陸する可能性が高い」コースを通りやすいということと、夏中熱せられたきた海面水温が、上がりきった状態で勢力が強いまま突っ込んでくることから、そう呼ばれているのですね。
この時期、特に注目されるのは、梅雨前線とのコラボです。台風周辺の湿った空気が、梅雨前線の南側に流れ込むことによって前線が刺激され、前線近傍で対流活動が活発化するという仕組みです。
ここに、日本の南海上に前線が停滞していて、かつ台風が存在している時の相当温位の図をのせました。(6号ではありません)「台風周辺からの湿った空気が流れ込む」と言うときには、ぜひ流線を引いて空気の流れを把握してください。例えば、この状態の時に台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいるのは、南東風で前線に突っ込む形になっている西の方の前線です。前線の東側には、主に太平洋高気圧の縁辺から流れ込む湿った空気が流れ込んでいます。
実は全然違うことですね。間違えないようにしましょー。※もうちょっといい例があるかも知れませんので、探してみますね!
2012年6月27日
カテゴリー:天気の話題