気象予報士試験オツカレサマでした!ゆっくり天気を再開しよー
8月30日第44回気象予報士試験,お疲れ様でした!朝から夕方まで全部受験された方も,午後から実技のみの受験だった方も,さぞかし疲弊したことですよね!本当に,お疲れ様でした.
さて,私の経験からしますと,試験に向けて勉強勉強に明け暮れた日々を送ってきた上で迎えた試験当日ですから,終わった後はなんだか燃え尽き症候群で,しばらく勉強する気になれませんでした(・∀・;)皆さんはいかがですか?私と同じような人もきっといらっしゃると思うのです.まあ,あとは実技試験の合否を待つのみ!と言う方はさておき,今回は学科試験に全力投球,次回は実技試験のみ!なーんていう計画を,もし立てている人がいたら,気をつけて下さい!
これは私の失敗なのですが,一旦,試験が終わって,「ちょっと休憩…」のつもりでしばらく勉強していなかったら,戻るキッカケを失ってしまい,なかなか実技の勉強を始められませんでした.いや,勉強の仕方もなんか分からなくなってきた感じで,結局10月の終わり頃にさすがに焦ってきて,本気を出しはじめたという経験があります.ギリギリ間に合いましたが,最後は本当に焦りましたし,もっと早くやっておけばよかった!と思うこともありました.そもそも,私は「お天気がとても好きだ!」ということで勉強をはじめたわけではありませんから,このような状況になったのだと思います.
ですから,お天気好きな皆さんは,こんなグダグダすることはないと思いますが^_^;もし,私と同じような状況に陥りそうだな~と思ったら…息抜きが終わったら早めに勉強に戻ることをオススメします!でも,急に受験モードの勉強というのはテンション上がらないと思いますので…
*気象衛星画像を眺める…普段は赤外画像とか可視画像を主に見てませんか?この時間で水蒸気画像を眺めることをオススメします.すでに勉強した方はご存じだと思いますが,中層・上層の水蒸気の多寡を表しています.便利な所は,雲の無い所でも上空の流れが分かることです!天気図ではよく分からない程度のトラフでも水蒸気画像では暗域が明瞭に現れている所があることがあります.また,この時期は上空の風がそんなに強くありませんから,どこに強風軸があるのかがよく分かります.分からないうちは,天気図と見比べて,水蒸気画像の見方に慣れておくと,実技試験を控えている人にとっては,知らず知らずに勉強になっていると思います.
水蒸気画像の暗域と明域の境目と天気図を比べると,500hPaでは5820m~5880mの間の正渦度極大域に前線帯に対応する流れ(この等圧面の強風軸)があることが分かります.
*レーダー画像を眺める…気象予報士試験でもよく出ますが,レーダー画像を眺めるのも,ゆっくり勉強になると思います.一つの時間を眺めるのではなく,時間を過去に戻して,降水域の動向を見るのがオススメです.降水域の移動だけでなく,盛衰が分かり,天気図と比較すると,どの高度の風で降水域は移動しているのか?ウィンドプロファイラを見て確認するのもいいですね.あとは,何がキッカケで降水域が盛り上がっているのか?そんなことを,少しずつ確認してみると,これまたいつの間にやら勉強になったりしています.
天気図を見ることは,初めはとても時間がかかります.これらのことからポイントを一つだけに絞って,考えてみるのがいいと思います!勉強離れが心配される方は,ぜひ,明日からでも少しずつやってみてください!
2015年8月31日
カテゴリー:新着情報