日々の天気図は、なにげなさすぎる
例えば、昨日18時の地上天気図(速報天気図)を見てみると、すばやく台風や前線に目が行きます。そして、そこではどんなことが起こっているのだろう…と思いを馳せます。しかし、本州のど真ん中あたり、右の天気図(同時刻)で黄色い丸で示しましたが…この多くの人が生活していて、多くの人が天気を知りたがってるであろう、この領域には、高気圧も低気圧も描かれていません。一体何があるのでしょうか。
<低気圧や高気圧は、別に動物ではないので…>
低気圧や高気圧はよく「移動する」というふうに言われますが、だからと言って動物のように本当に移動してるわけではありません。低気圧や高気圧に従って風が吹き、気圧が一番低いところ、高いところが変わってくる、つまり高気圧や低気圧は、周りとの気圧の差だけなんです。だから、上の天気図で、何も描かれていない所でも「何も無い」わけではなく、気圧差はあるはずなのです。
<こんな、なにげなさすぎる天気図に何があるのか、一緒に勉強しませんか?>
気象は物理で、決して簡単なものではありませんが、皆さんが自然に空や雲の写真を撮っちゃうように、空には魅力がたくさんあります!「不思議~」で流さず、その不思議の原因を勉強しませんか。きっと、もっと空がオモシロくなる!と思います!
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2014年9月9日
カテゴリー:ラジオっぽいTV!