歴史は繰り返す?寒冷渦は繰り返す

ゴールデンウィークが終わり、平日に戻りましたが…皆さん、調子はいかがですか?私は、ゴールデンな感じが抜けません。まだ、日曜日が待ち遠しいです(^^;)

突然ですが、予報士.ネットの「気象データ」のタブをクリックしたことはありますか?

「予報士.net 気象データ」

開いていただくと、いきなり実況電気図が出てくると思います。見ていただくと分かるように、天気図には、赤外画像とレーダー画像が合成されているんですが、実はこれ、数日前から動かして見ることができるんです!!「開始」ボタンを押してみて下さい。最初は読み込みに時間がかかりますので、1分ぐらい待ってみてください。すると、動き出します!雲画像だけを動かすよりも、天気図も動いて、レーダー画像も動いて、どんな天気図の時にどんな雲が、どんな所に広がって、どんな所に雨雲が分布しているのか、一気に分かります!もちろん、動画を再生して、何周も見ないと分からないことがたくさんありますが。

<歴史は繰り返す…ように、寒冷渦が繰り返してるみたいです>

その動画を見ていただくと、5月5日のパターンが、今日5月8日のパターンに少し似てるのが分かりますか?高気圧の中心が東の海上に抜けて、寒冷渦に対応する地上のもやっとした低気圧、南海上にのびる停滞前線、そんな所です。

chart_24 chart_2

右側の8日9時の天気図では分かりませんが、やっぱり今夜から明日朝にかけて、前線の位相が通過して行く予定です。しかも、週間予報を見てみると…

FEFE19-1

赤枠で囲った、12日、13日あたりも、大陸に低気圧、南海上までのびる降水域…これらも、他の等圧面の天気図を見ると、どうやら寒冷渦や南海上にのびる前線が舞台のようです。

上空の天気図を見ると、等高度線が南北に大きく蛇行していて、トラフが深まるたびに、それが地上天気図に反映されて同じような形になっているということが分かります。そうすると、前回は何が起こったか?ということが、非常に参考になりますね。ですが、ここで重要なのは、形が似てるから単純に同じことが起こる…わけではないということです。それぞれ似ていても、今回は前回と何が違うのか?違うことで、起こる現象がどうなるのか?そんなことを考えながら、天気図を見比べると、きっと興味深いことが分かる!のではないかと思います。と言ってる、私が、今まさにそれを検討中でありますっ!

2014年5月8日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
カテゴリー:天気の話題, 新着情報