昨日は、寒かったですねー。東京の最高気温は11.2℃でした。
東京や神奈川など関東南部で、雲が多い空でした。中層雲・下層雲のモクモクとした積雲系の雲でしたね。もちろん晴れ間もありましたが、気温が上がらなくて、なんか景色がグレーで真冬感満載でした。
雲はこんな形で広がっていました。
赤丸で囲った所に、南北に幅の広い雲域があります。その西側先端が、ちょうど関東南部にべたっとかかっていますが、これで曇っていました。この、幅広の雲域は何でできていたのか、850hPaの天気図を見ると分かりそうです。
左側の図は、850hPaの相当温位と風で、昨日の12時です(9時イニシャルMSM予想図)。黄色の破線で表したところに、風が不連続な所があるのが分かりますか?こんなところに収束線ができていました。そして、その北側は等相当温位線が混んでいて、傾圧帯(前線帯)になっているのが分かります。これに、雲画像を重ねてみましょう。すると、ちょうど収束線の北側で前線帯の所に帯状の雲域が分布していますね。
つまり、昨日の曇り空は、この収束線が解消されて、前線帯が無くならないと、晴れない状況だったようです。
こんな風に、雲画像を眺める時は、他の天気図も合わせて見比べてみると、どんな所で雲ができてるのか分かってきます。すると、天気図から雲が想像できるようになってきます。それは私もまだまだ勉強中です^_^;