上層雲と下層雲の動き

5月27日、今日の二子玉川付近はかなり雲が多い状態です。実際の空と、衛星画像を見てみます。

衛星画像では青白っぽく写っているのが上層の雲です。関東地方には結構しっかり目に上層雲がかかっています。また

衛星画像で少し黄色っぽく写っているのは可視画像です。つまり、関東地方あたり、上層雲の下に少しばかし下層雲も

あるということが分かります。それがこの写真の結果です。

例えば、今朝9時の高層実況天気図(300hPaと500hPa)を見てみると、東日本はリッジ前面で北西風が卓越する沈降場です。

しかし、下層は東~北東風です。それは雲の動きをみると、下層と上層で動きが異なることでよく分かります。

<高層実況>

<26日18時~27日13時の雲の動き>?

ちょっと早くて分からないかな…朝の時間帯は、東北~関東の太平洋側にべったりと下層雲が出てました。霧かな。

東よりの風で湿った空気が入ってたのでしょうか。エマグラムで見ると、やはり下層だけが湿ってるみたいです。

ちょうど、沈降してくる空気にフタされてるようなカッコウですね。

<27日9時舘野>

下層は湿った空気が流れ込んでおり、どこかで収束が起こって上昇流ができれば雲ができますが、沈降場ですから

雲が発達しやすい場ではありません。

これだけ曇ってると、雨降っちゃうか心配になりますが、今日のところは平野部で雨が降る可能性は低そうですね。

2013年5月27日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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