「メソ気象研究会」へ行ってきました!2
みなさん、こんにちは!今日からは、何回かに分けて先日14日に気象庁講堂で行われた
「メソ気象研究会」について、報告していきたいと思います(^^)!
もう39回もやってるんですって、この集い…。知らなかった、こっそりやってたの!?
会場に来ることができなかった方や、初めて「メソ気象研究会」を知ったという方は、
ぜひ、参加しているつもりで聞いていただきたいと思います。
JAMSTECのモテサクさんは、これらの講演の「どの話を誰に伝えたいか?」
と考えながら聞いてください、って言ってました。な…なるほど!!
そういうふうに講演を聞くと、ただ単に「講演会を聞きに来た」というつまらんスタンス
ではなく、当事者意識とか理解の仕方が全く変わってくるな…と、私は実感できました。
ちょっとずつのアップですが(^^;)、皆さんもどの話題を誰に伝えたいか?考えながら
見ていただければいいな、と思っています。
<モテサクさんから…こんなふうに講演を聞いてほしいぞ(総合討論の前フリ)>
<一人目の講演「平成24年7月九州北部豪雨(矢部川や豊後竹田)での被害調査」>
講演者:林 泰一(京都大学防災研究所)
?聞いていただいて分かるように、非常に大きな被害でした。
コンクリートで固めた岸壁がえぐられて無くなってる写真や、家の中の高いところまで
水が上がったことが分かる洪水線、家の土台が削られて危ない状態になっているところ
生々しい被害現場の写真でした。私が印象に残っているのは、林さんの最後のまとめ
「被害現場は(実際に行って)見るべき」という部分です。写真で見ればだいたい…と
思われるかも知れませんが、実際に目の当たりにすると、写真では写らなかった詳細や
スケールの違いが分かるのでしょう。しかし、同時に「プライバシー」の問題が存在する
ことを、恥ずかしながら初めて知りました。
確かにそこに「人が住んでいた」「住んでいる」わけですから、当たり前のことなのですが
なぜでしょうか。私は被害現場を見に行ったことはないですが、考えてみると
ついプライバシーが二の次になってしまいそうな気がします。
現場を見る事は、どんな現象でどういう被害が起こるのかよく分かる、そして防災意識に
つなげる!ということがスゴく大事で、でも同時に被害調査のあり方、ただヤミクモに現場
に入るのではなく、ちゃんとした手続きを踏んで、行わなければならない…
私は、林さんの講演に関して、「誰かに伝える」というよりは、もし今後何かしら被害現場
を見に行くことがあったなら、こういったことをよく考えて行動しなければならないなと
思いました。
*そういえば…
講演の中で使っていた「右岸」「左岸」って、どちら側か知ってました?私、知らなかった
のです。上流から下流に向かって、右手が「右岸」で左手が「左岸」だそうです。
あ、、、私だけですかね、知らなかったの…(^^;)
質疑応答であった、「普通は蛇行している所の右岸で水がぶつかり、被害が見られるのだけど
今回は左岸で被害が出ているところがあった」という話。オモシロイなと思いました。
大量の水が+傾斜がデカい川を一気に流れる=内側(左岸)でも、蛇行を乗り越えて土砂が積上る
ということなんだろうか??あー、今になって疑問が質問したくなっちゃったな(^^;)