もう5月ですね~。寒いですが。

5月に入りまして、パンダスタジオにて新たなVTRを収録してまいりました!

いくつか収録しましたが、まずはコチラ。

「サイエンス・パフェ!天気と気象について わかっていること いないこと

です!タイトルから分かりましたでしょうか。。。4月に発売された本について、

モテサクさんが書いたところは、モテサクさん本人に直接聞いちゃおう!っていう、キバンインターナショナル中村さん企画。

モテサクさんが、まずこの本で言いだしたのは「みんな!研究やってみようぜ!」っていうこと。

は?研究なんて、専門家がやることでしょ?っていう偏見を覆してくれます(^_^)/

?<サイエンスパフェ!天気と気象について わかっていること いないこと>

わたくしもこの本を読んで、ふむふむ、じゃあ自分もと思いたち、まず東京(大手町)でも見てみるかな~ってことで、

気象庁のHPをオープンしました。

東京の梅雨…大体降水量が多くなるのは6月頃。6月の総降水量の平年値は…167.7ミリ。本の中では、対象地域の例として

横浜・新潟・阿蘇乙姫が挙げられていますが、横浜が6月の総降水量の平年値190.4ミリ。

あれ?東京と横浜って、近いのに30ミリ以上も違うのか…一つ調べただけなのに、早くもちょっとした発見ありです。

ほほう(ノ゚ο゚)ノこれは、何やら面白そうだぞ。ということで、さらに気象庁のHPをジロジロ見てみたわけです。

<東京の降水量に着目してみたら…>

東京の年ごとの降水量の値を見ると…、東京の年間降水量の平年値は、1528.8ミリなんですが、

1984年だけ、燦然と輝く3ケタ!879.5ミリ!!降水量少なっ!

1984年の月毎の実況値と、月毎の平年値を比較すると1月、2月、6月、12月以外

3月、4月、5月、7月、8月、9月、10月、11月。まあ、要するに1年の3分の2の月で、平年より少ない降水量。

しかも、その少なさが異常に少ない!例を挙げれば…

8月31.5ミリ(平年値は168.2ミリ)、9月61.0ミリ(平年値は209.9ミリ)。何が起こってたのか?∑(゚Д゚)

1984年と言えば、わたくし9歳でございます。小学4年生ぐらいでしょうか…?水不足とかでプール無しとかあったかな?

そんな記憶はございません(゜д゜)

9月、10月頃は、ひょっとして台風が来なかったのかな?3月、4月頃は、南岸低気圧が少なかったのかな?など、

いろいろと妄想するわけですが…ここで じゃあ調べてみよう!ってのが、モテサクさんの本でススメてることです。

<1984年の東京の月毎の天気を見てみた>

そうしたら、な、なんと1月、2月は、ものすごい雪降ったんですね(・o・)

1月の降雪量は57cm、2月の降雪量は31cm ※降雪量は積雪量ではありません。あ!これが、昭和59年豪雪か。

天気図は年代が古いので、すぐには出てきません。なので、まずはこの年がどんな天気だったのか?ニュースの方面から、

「1984年、天気、少雨」などのキーワードでアタック。すると、例の雪に関することは結構話題として出てきますが

でも、少雨については…確かに全国的に水不足だったことは分かるのですが、スゴイ水不足だったとか、取水制限とか、

その手の話題が探せません(@Д@;

年間の降水量が平年の半分程度だったら、何かしら災害が起こるだろうと思ったんだけど…そこで、

気象庁のHPで「災害をもたらした気象事例」を見てみました。そしたら…ありました!

昭和59年夏の高温・少雨

 

これによると、やはり4月から全国的な少雨傾向。さらに、猛暑の夏を迎え干害が発生した、とのこと。

関東地方では、特に農作物への被害が深刻。その一方で、冬の豪雪により山岳地帯の積雪が多かったため、

東京都下水道局では、7月8月とも給水制限せずに水の需給ができた、のだそうだ。

なるほど、だからニュースの検索ではあんまり多くヒットしなかったのかもしれない。ちなみに、台風の上陸はゼロで、

台風による雨が少なかったし、秋雨前線の活動も弱かった、で、秋までの少雨状態となった。

ちょっと調べるだけで、いろんなことが分かるものですね!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚

目からウロコです。

これは皆さんにも、ぜひ一度挑戦してみてもらいたいです。すごいお気軽に!

こんなちょっとした入口でも、お天気にもっと興味が湧いてくるかも!!そんな風に思った今日この頃です(・ω・)

2013年5月1日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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