日本海に前線に対応する強めのエコーが見られます
29日23時45分レーダー画像
日本海にキレイにのびているエコーは、寒冷前線に伴うもののようです。
MSMとの対応では、925hPaで東シナ海~対馬海峡を通り日本海に流れ込む315K以上の空気が、
現在のエコーとの対応が良いみたいで、MSMの降水予想も実況と概ね合っているようです。
315K以上の高相当温位域の北縁は、相当温位のコントラストが大きく、西風と南西風が収束する形。
北寄りは、実況が入ってこないと分かりませんが、ウィンドプロファイラで見ると、上空3000mあたり
までは南西風がビシッと吹いている状況です。
<30日はどうなるのか?>
500hPaの流れ(青:等高度線、茶色:渦度※網かけ部分は正渦度域)を見てみると、
(30日0時↓) (30日9時↓)
(30日15時↓) (30日21時↓)
500hPa面の等高度線、5520mに沿った渦度0線が、おおむね前線に対応する流れみたいです。これが、30日は
ずるずると南下してきます。それに伴って降水域が南下しているのが分かると思いますが、つまり前線が南下してくるという
シナリオになっています。降水域の対応が良かった925hPaの相当温位・風の変化を見てみます。
(30日9時↓) (30日12時↓)
(30日15時↓) (30日21時↓)
関東地方は、午後に通過していくようですが…いつものように南西風が卓越する中で、東京付近の降水は穴あき状態に
なりそうな気配です。
現在のエコーの様子からすると、暖域内であちらこちらに雨雲があって、30日は午前中にちょいと雨降らして、そして
午後は降りそうで降らないな~(-_-)といった感じになりそうですね。南西風は強そうです。
2013年4月30日
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