拝啓,予報官X様「台風のアウターバンド」

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今日13時の可視画像と,9時の台風予報(72時間先まで)です.大型の台風第15号が南海上でぐるぐる渦巻いてますが,その北側で関東から東北の太平洋側に雲域が帯状に分布していて,あーここに前線があるんだなーってしみじみ思います.台風は,今はノロいですが,2日頃からグンッとスピードアップするようですね.

そんな台風シーズンにぴったりの台風ネタ,今週のTeam SABOTEN気象専門STREAM.「拝啓,予報官X様」は,台風のアウターバンドです.気象予報士試験が終わって一息ついたら,まずは予報官の書く解説資料を見てみましょう.ただ読んでるだけでも,言い回しなどの勉強になるしね.あと,天気図や実況の着目点など,なんでそこを見なきゃいけないのか?ってことが,次第に理解できるようになります.

<Team SABOTEN気象専門STREAM.水曜日「拝啓,予報官X様~台風のアウターバンド~」>

例えばね,解説資料に「~水蒸気画像では暗域が明瞭で」とかなんとか書いてある時あるじゃないですか.初めは,「明瞭だから何だってんだい」て思うかも知れませんが,合わせて気象予報士の勉強していると水蒸気画像の暗化で「トラフの深まりが分かる」ってことにつながり,おお,それで予報官は水蒸気画像を見てるのか,ってことが理解できます.時々「~水蒸気画像では暗域が明瞭で,高度5700m付近のトラフの深まりを示唆…」まで書いてくれてる時もあるしね.

すると,例えば水蒸気画像の問題が出て「トラフの深まりを示す特徴を書け」なんていう問題が出たら,あー暗域について言えばいいんだなーって.

ほら,なんか繋がってきますよね(・∀・).

予報官が書いた解説資料を見て,天気図や実況と合わせてまずは何が書かれているか把握する.あー,このトラフか,あーこの温度線か,あーこの雲域か.みたいな感じでね.書かれていることと天気図の対応ができたら,次は,なぜ予報官がそこを見たのか?ってことを考えてみる.それは,低気圧の発達度合いだったり,それに付随する防災事項などに通じるから,着目しているのであって,そこまで把握できるようになると,どんっ天気図の理解がすすみますよ!

2017年8月31日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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