「この時期らしい陽気」ってよく言うけど，どんな陽気なんだろ．今週のおまとめ

天気予報ではよく「この時期らしい陽気になるでしょう」とか「この時期本来の陽気になるでしょう」とか言いますよね．いや，私もたまに使っちゃうんだけど．「使っちゃう」っていう言い方を敢えてするのは，だから違和感があるってことです．違和感あるまま概況書いてんのかいっ！と怒られちまいますね．そう，これまた自分への戒めです．

よく使われるのは，気温が平年並みの時です．いやー，単純ですね～．日本の天気ってもっと表情豊かなんですけどね．そもそも９月の「この時期らしさ」ってなんでしょう？気象庁が決める季節としては「秋」ですけど，残暑は厳しいわ，曇りがちの時なんかまだジメジメしたりする時もあるわ，ハッキリ言って「秋感」ゼロ！ですよね．それは，平年並みの陽気も秋感がないってことです．まあ，だから「秋らしい」って使えないので「この時期らしい」ってなっちゃうのですが．

なんだろうな～．最近の天気予報って，天気図もろくすぽ見ないでしゃべってるのか「決まり文句」に囚われすぎじゃない？今の天気予報の，その型にハマった言い回しの反復なら，もはやアンドロイドでもできるレベルだと思うんですよ．

予報の内容の伝え方に関してはさておき，季節の感じ方などは，個人差があるのだから，もう思いっきり個人的な感想をぶっこんじゃえばいいのに，と思ってます．

ということで，今週の気象専門STREAM.おまとめです．

９月１２日（月）お天気sketch！「この時期らしい天気予報」