もしも台風が来たら…気象専門STREAM.今週のおまとめ
ここ最近の投稿を振り返ると,タイトルを見ただけで「台風好きなのか」と思われそうなぐらい,台風ばかりですね.うーん,キライじゃないけど好きでもない,友達以上恋人未満,イチバン好きな気圧配置が「南岸低気圧」だとすると,私のいちばん大切な人ではないということです…どーでもいいですね.ハイ.
ということで,今週も週末がやってきましたので,Team SABOTEN presents「気象専門STREAM.」今週放出した動画のおまとめです!月曜日の人形劇は「もしも台風が来たなら」です.
台風の予報円って,70%の確率で台風の中心が進む領域を示していますよね.だから,台風は予報円の中心を必ずしも進むワケではない!ということを天気予報は伝えないといけないのですが,それにしても!!ほぼコースが決まってきて予報円が小さくなってきてから,予報円きわっきわの端っこが房総半島にちょっとかかってるのをピックアップして「まだ上陸する可能性がある」ようなことを言う天気予報を見かけることがあるのですが,その情報,今必要??
「テレビの天気予報って時間が限られてるから,伝えられる情報も必要最低限度に限られてしまう面がある」,テレビの天気予報の内容の薄さを指摘すると,よくそんなことを言われます.そんなこと知っとるがな,おいらもテレビ業界に居たんだから.
いやいや,じゃあ時間が限られてる中で必要最低限度の情報ってなんだ?それは,今いちばん確率が高い予報で,防災情報を伝えることでしょ?
台風の予報円の中心を結んだ線は,必ずしもその線に沿って進むわけではないけども!その予報の時点で台風が進む可能性が高いコースを示しています.
台風第10号が「迷走台風」だったという話をちょいちょい聞きます.この台風の動きもとても興味深いことですが,もう東北地方に上陸する可能性が確実になってきている中で,迷走したコースを振り返ったり,理由を長々説明するのに時間割く必要あるのでしょうか.そりゃ,それがこれから東北地方に上陸する上で,防災情報として必要不可欠な要素があるなら別ですよ.でも無いでしょ?少なくとも,私が見た中にはありませんでしたよ.
長くなっちまいましたが,そういう意味で「もしも台風が来たなら」という題材をお天気予報パロディーにしました.
9月6日(火)全国の天気予報(※今週火曜日発表の古い情報です.ご注意ください)
9月7日(水)拝啓,予報官X様「ジェットストリークと低気圧」
来週もお楽しみに~!Team SABOTENのチャンネル登録もあわせてお願いします!
2016年9月10日
カテゴリー:新着情報