お手元にガストフロントを作って観察しよう！

サイエンスアゴラから影響を受けまして…あの，飽和食塩水を使って，１００円均一の道具を使って，いろいろ実験ができそうだな，そんなふうに思ったわけです．その一つ，お手軽な所から，今日は「お手元のケースの中でガストフロントを手作りしよう」やってみました（・∀・）

ガストフロントは，発達した積乱雲の下に溜まる冷気が地面を這うようにして，放射状に周りに吹き出す時に，周りの空気とぶつかる所にできる小さい前線みたいなものです．ぶつかった先で，強い上昇流が発生し，下層の空気が十分に湿っていたら，そこではまた対流性の雲が発生することがあります．そんなガストフロントです．実際にはガストという名前がつくぐらいですから，前線通過に伴って突風が吹くし，危ないし，いつでも見られるわけじゃないし，教科書では分かるけど，簡単に遭遇できるものでもありません．そこで，この実験です．ガストフロントの進み方，先端で渦まく感じ，その様子を目の前で実際に観察してみよう！というヤツです．

＜用意するもの＞

１００円ショップに行ったら，千葉大学の夏目先生がおっしゃってた通り，お人形などを飾るプラスティックのショーケースがありました．これを，台座は使わず，ケースのほうを水槽として使います．もう少し長さがあったほうが，ガストフロントが遠くまで伝わる感じがよく観察できると思うのですが．まあ，お店で一番長いものを購入しました．その他，下敷き（水槽内の仕切り用），水道水，飽和食塩水です．うーん簡単！

＜てんコロ．のごいすぅTV！８０４（お手元にガストフロントを手作りしてみよう）＞

動画で撮ると，なかなかうまく観察できませんが，お部屋でこっそり，自分で実験してみると，ガストフロントの進み方とか渦の感じとかじっくり観察できます．用意するものも簡単だし，手間もそんなにかかりませんから，各自やってみてください！そう言えば，夏目先生がやっていたように，密度の大きな液体を，飽和食塩水の代わりに化粧水でやってもガストフロントはキレイにできるのだろうか？（・∀・）やってみるの忘れましたわ