気象予報士試験の勉強をはじめてみよう…④

スクール通いと通信講座，本気度ＭＡＸでモクモクと勉強に打ち込む日々が始まりました！しかし，そこから一気に，気象予報士試験をクリアするまで駆け抜ける！！と，うまい具合いにはいきませんでした．

＜問題集を購入！試験問題を解いてみる…＞

勉強に打ち込む！とはいっても，すぐに壁にぶつかりました．具体的には，熱力学です．あれ，文系にとっては信じられないほど脳みそ使いますよね，大質量隕石ですよ，あれは．それでも，しばらくは熱力学ばかりをしつこく勉強をして，少しは理解できるようになってきたかも！というところで，問題集を購入して実際の試験問題と初めて対峙したのです．

「よっしゃ！来いっ！！」

撃沈でした．

え！こんなふうに出題されるの？一生懸命勉強したことは，勉強した方向通りに出題されないのです．なんていうのかな，投げられたボールを取ることができるようになっただけで，実際の試合で色々な変化球投げられると，「えー，はじめて見たんですけどぉ，そのたまー」って，途端に取れなくなってしまう，そんな感じでしょうか．苦労して勉強してきて，理解したつもりになっていたのでショックも大きかったですし，入口付近で躓いた感じがして途方に暮れました(-_-)．これからもっと難しくなるんだろー？こんな調子で大丈夫なのかー？さらに高い壁は…．（結果的には，私にとって一番の壁は，熱力学だったことに後々気付きます）とにかく，試験勉強には，合間合間に試験問題を解くことも，必要不可欠であるということを思い知ったのです．

＜６月…オレサマは一体，何の勉強をしているのか？＞

熱力学の過去問挑戦で撃沈はしましたが，幸い，やる気ゼロにはなりませんでした．それは，過去問が解けなくてもその解説を読むと理解できたこと，分からなければ先生に聞くことができるという状況が良かったかも知れません．苦労はしましたが，授業を受ける，テキストを読み込む，問題を解く，これを繰り返しているうちに，なんだか面白くなってきました．勉強が面白い，物理が面白い，物理が，物理が？？６月頃には完全に「物理」の勉強をしていて…おや？オレサマは一体，何の勉強をしているんだろう？そもそも天気の勉強は物理の勉強だからそれでいいんだけど，空で起こっている現象に結びついていかない，何これ，ホントに気象予報士になれるのか？これで．ちょっと不安になりました．

やり方は色々あると思うけど，私はこの疑問を抱えたまま突き進みました．突き進んだ結果，専門分野に入って，実際に温帯低気圧の発達のシステムなどを勉強し始めてはじめて，「おおおおおお！これだ！ココであの知識が生かされてくるのか！」プラモデルの，ワケ分からんパーツのハマりどころ，意味が分かった感じです．

私は自分の勉強の道筋としては，まあこれで良かったと思っています．でも，自分がぶち当たった「何の勉強しているのか？」ということに関して言えば，実際の気象現象に結びつけながら勉強できれば，もっと理解が早かったんじゃなかろうか？そう思って，今，私が開催している学科スクールでは，ただの「物理の勉強」にならないように，実際に起こっている気象現象となるべく結びつけて授業を進めるようにしています．

「気象予報士試験の勉強をはじめてみよう…⑤」につづく

何かを始めるのに，明確な理由とか動機って必ずしも必要ないかもよ！ってことで，ちょっとでも「なんかお天気って気になるな～」と思ったら，思い切って天気のお勉強始めてみませんか？無責任なお誘いです（・∀・）！

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