台風第14号が発生しましたね
南の海上がモヤモヤとしてきたな、と思ったら、昨日の朝に台風第14号、発生しましたね。その前の台風第13号は、8月中旬頃に日本のはるか東の海上、東経180度あたりで営業していたので、ほとんどの人がその存在を気にしていないぐらいでした。やはり、その前の台風第11号、第12号が、多大な影響を与えて、皆さんの記憶にもビシッと残っているのではないでしょうか。そう考えると、8月11日に温低化した11号以来、約1か月ぶりの日本付近への登場、ということになります。
<8月の天候不順について>
それにしても、今年の夏はめくるめく…気の抜けない夏になりました。というのも、夏の間の気象予報士の仕事(長い経験というわけではありませんが)は、太平洋高気圧にしっかりと覆われて、気にするポイントと言ったら、夕方の雷雨がどこで起こるかな?とか、大気汚染の予報が主で、ただアツイだけ。人の生死に直結するような現象はそうそう起こらないというのが、梅雨明けから真夏の季節です。そう考えると、この夏の天候不順は、特異なものでした。この夏の特徴を検討した資料が、気象庁のHPに載っています。ぜひ、読んでみて下さい。
「平成26年8月の不順な天候について」 http://www.jma.go.jp/jma/press/1409/03b/kentoukai140903.html
<気象予報士講座の新学期!>
今年の夏の不順な天候はこういうことが原因でした…というのは、事がおこった後に検証した結果であって、気象予報士のお仕事は、現象を予想することです。今年の夏も、不順な天候になることは夏前から分かっていましたが、気象予報士がやるべきことは、「天気予報」です。しっかりと実況、予測資料と向き合って、一つ一つ予想していかなければなりません。
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