5月もすでに…ど真ん中。勉強の合間にオススメの本
昨日は、関東地方でも各地で今年一番の暑さになり、埼玉県や群馬県などでは、今年初の真夏日(30℃以上)になった所もありました。沖縄や奄美方面は梅雨入りし始めましたが、先日も見た通り、天気図上でもじわじわと夏の片鱗を見せ始めています。
私が、気象予報士試験に向けて勉強を始めたのは、ちょうど4月からでした。計画としては、4月~6月いっぱいまでは、ガッツリと学科一般分野を勉強して、7月8月の2カ月で専門分野を頭に叩き込んで、1回目の試験では、学科(一般・専門両方)合格を目指す!というものでした。
しかし、予定は未定…でありますっ!
いざ勉強し始めてみると、一般分野の内容を理解するまで、かなりの苦戦を強いられました。中でも、一番最初に直面する、「熱力学」や「力学」。なんでコイツらが一番最初にあるのか?コイツらのせいで、天気の勉強がキライになっちまうじゃねーかっ!と、思ったこともありました。しかし、そんな時こそ勉強をやめて、外に走りに行ったり、料理をしたり、風呂に入ったり…など、息抜きをすることで、ずいぶんリフレッシュになりました。しかも、図らずも物理の理解につながることがありました。
・夜に走っていると、畑の横を走る時だけ、急に足元がヒンヤリする。⇒はじめは霊のシワザか!?と思ったりしましたが、これがいわゆる都市化におけるヒートアイランドの一つの原因か、ということが分かりました。
・風呂に温泉入浴剤を入れて、鼻息を勢いよく吹いたら。⇒モーゼの海が割れた―っ!的に、水面に浮いた入浴剤が鼻息に従って割れて、その両側にそれぞれ反対回りの渦ができたんです。おや、これが強風軸の周りにできる渦じゃないか?なるほど、これが渦度0線か、と理解しました。
まあ、こんなアホみたいな話はさておき、とにかく、せっかく気象の勉強を始めたので、天気って「オモシロイ!」となるまで、続けてほしい、途中でキライになってしまうのはもったいない!ということで、ここらでリフレッシュをオススメしています。そのリフレッシュのお供に、今日は本を紹介します。
倉嶋さんは、NHKのニュースセンター9時の気象キャスターで有名…ですが、元々は気象庁の方で、NHKでの解説を始めたのは60歳からということでした。しかも、当時では画期的な天気予報で、気象キャスターの草分け的存在です。今、当時の倉嶋先生の天気予報を見ても(You tubeなどにあります)、すごくオモシロイです!倉嶋さんが、気象がいかに好きで、どんなふうに気象に寄り添ってきたか、でもただの「お天気好き」ではなく、気象情報を視聴者に届ける覚悟がいかなるものか、分かります。
特に、気象予報士の資格を取って、気象キャスターになりたい、という方にはぜひ読んでいただきたいです。きっと勉強になると思います。※別に新刊ではないから、既に読んでる方もいらっしゃると思いますが^_^;。また、息抜き以外でも、オススメの本がありましたら、紹介します!
2014年5月15日
カテゴリー:講師より