「メソ気象研究会」へ行ってきました!5.1

なぜ5.1なのか…。大きな理由はないのですが、今までの講演のような動画がないのです。

難しい話なので、この紹介はまた今度にしよう…とも思ったのですが。しかし、よく考えれば

茂木さんが総合討論で言ってた「誰にどの項目を伝えたいか?」というのは、まさに

こういうことではないのか…。そう思い直したわけです。

「気象庁の短時間降水予測技術の現状と将来」佐々木洋(気象庁予報課)

解析雨量、降水短時間予報とかナウキャストの話です。これらは、コテコテの数値予報を使っていない

体育会系の予報。フットワークの軽さが重要!そういう予報です。

<降水短時間予報の精度は少しずつ向上してる>

いろんな改良を加えた結果、少しずつ精度向上しているという降水短時間予報。

気象庁さんは、降水短時間予報の資料を、大雨の注警報を出す際の基礎的な資料としても使っています。

それは…「(注警報発表時の)リードタイムを確保しながら適切な範囲に発表するためには、

目先数時間の雨量予測が非常に重要。」だからです。つまり、

降水短時間予報の精度向上は=大雨警報などの防災気象情報の精度向上につながる

ということです。

<技術的なはなし>

はじめに「フットワークの軽さが大事」って言ったのはこういうことです。↓

短時間強雨や竜巻など、現象のスケールとして小さ過ぎて数値予報ではウマイこと捉えられない

ものに対しては、実況を少しでも早く捉えて、目先数時間だけでも傾向を把握することができる

迅速な情報が、防災上非常に重要になります。しかし、数値予報を利用すると、寿命が長くて

大きなスケールの現象に対してはとても有効ですが、寿命が短くて気性の荒い現象に対しては重すぎて

有効ではありません。だって、数値予報が終わった時には、もう強雨終わってますけど…(^^;)

ということになりかねませんから。だから、フットワークの軽さが大事になる。ということです。

数値予報は「力学的手法」というのに対して

降水短時間予報やナウキャストで用いられる補外予測は「運動学的手法」

体育会系と言ったのは、そういう意味です。これが、フットワークの軽さということです。

<どんぐらい普及してるかなあ>

つまり、フットワークの軽さが最大のメリットである降水短時間予報やナウキャストといった

短時間の降水予測は、都市型の豪雨や山での雨雲の急発達といった、とっても身近で、

すぐ起こり得る現象に対してもってこいの予報です。

気象庁のHPで、誰でもすぐ見られるよ(・∀・)

と言っても、ほとんど使われてない知られてないのが現状。

例えば、予報士全員が短時間予報を知っていて、それを使ってお客さんやお友達に

コンサルティングを…って言っても、ここにも、タイムラグがあるわけです。

なんともったいない…

せっかく精度向上したという、この短時間予測をもっと普及させないといけないなと思うのです。

私はまずは、これを家族に伝えてみようと思いました。

<例えばこんな感じで…>

☆ちょっとそこまで買い物に行くときは「降水ナウキャスト」をどうぞ。

ナウキャストを見れば、曇っていても急いで洗濯物を取り込まなくてもいい事が分かります。

☆ちょっと、隣町まで習い事に行くときは「降水短時間予報」が便利です。

降水短時間予報を見れば、出かける時は晴れてても、帰りは雨が降るかも…ということが

分かります。

まずは、そんな軽い使い方から。そして使い方に慣れてもらったら、次第に注意すべき誤差や

ハズれる可能性なんかも、伝えて行く。。。そんな感じ、いかがでしょうか?

まずは個人レベルでできることから、ですね。

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