服部美紀研究員との「ミキチャンネル!」は、無茶ブリから始まった!
?てんコロ.は、4月に学科スクールの新学期が始まる前に、いろいろな動画を撮ってきました。それを紹介しつつ
前回紹介しました、服部美紀さんの研究の話をもっと掘り下げて、いろいろ聞きたい!という願望が叶いました!
というか、キバンインターナショナル中村さんの無茶ブリから始まったもので…何も用意せずだったのですが。
あああ!もったいない!せっかく、お話聞けるのに準備してないから、表面的な感じになってしまった…(T_T)でも、
今回実際にトークさせてもらったことで、何を聞きたいのか?まとまってきた気がします。
<服部美紀さんについて、もう一度!>
美紀さんは、てんコロ.ブログでも時々登場する、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究員の方です。
ちなみに、てんコロ.のブログでは、
http://ameblo.jp/ten-coro/entry-11472067481.htmlこんなところや…
?http://ameblo.jp/ten-coro/entry-11511489050.htmlこんなところに、登場していただいています。
美紀さんは熱帯気候変動研究プログラム、海大陸気候研究チームというとこのエライ人で、アジア域の気象
について、研究・協力されています。(ざっくり過ぎか…)
初めてお会いした時に聞いた話は、「赤道越え北風サージ」についてでした。
それ何さ?っていう人のために、復習です。
<「北風サージ」って…>
冬に、ユーラシア大陸上で空気がキンキンに冷えて発達する高気圧がありますね。その寒気が、ぶわーっと
吹き出して周りの天気に影響を及ぼすわけですが…例えば、日本だったら主に日本海側に降雪をもたらす
北西季節風ってヤツです。その寒気移流は、別に日本だけに影響を与えてるわけではなく、
中国南部、南シナ海、さらには赤道域から南半球まで達することがあるのです。
その北風サージが、ジャワ島周辺の降水の日変化に絡んできてるよ、っていうお話を以前に聞きました。
そのお話と合わせて、アジア域の天気予報事情についても耳にすることになったのですが、
それが興味深い話でした。
?<アジアのビックリ天気予報事情>
レーダーとかあるけど、正しく活用できる人が少ない。
観測データをすぐ捨てる。保存してない。
日本で明治時代に使ってた観測測器を、今でもフツーに使っている。
えーーーっ!日本人的には、あり得ないぜ的な状況。でも、よくよく話を聞いてみれば、ごく自然なことでした。
まずは、天気による災害をごく自然体で受け入れられる社会だったということ。それは、例えば
洪水で道が冠水しても、農業などに被害が出ても、それが当然の季節変化として受け入れられてしまう。
だから、天気予報があろうが無かろうが、天気予報が当たろうが外れようが関係ない…という世界だったのです。
ところが、やはり都市化が進んで、産業が整備されてくるにつれて、規則正しく生活するものが増えてきます。
すると、同じ降水量であったとしても、これまでの社会では考えもしなかった自然災害に対しての脆弱性が露呈
してきます。
じゃあ、それに対して備えなければならない、ということは天気予報が重要となってくる
美紀さんたちは、アジア域の気象・気候変動を研究する一方で、こいった地域に対して、技術や人材の面で
協力も行っているというわけです。観測データは捨てちゃだめだよ!とかこれに保存するんだよ!とか、
そんな所からの協力。もちろん、できるところからコツコツと。
今では、美紀さんたちの協力もあり、アジアのビックリ天気予報事情もだいぶ進んできているそうです。
アジアの諸国の天気予報のレベルが上がれば日本の天気予報の精度も、いずれ向上するキッカケとなるに
違いないですね。
と、まあアジアひとくくりに言ってしまいましたが…当然、国ごとに詳細な事情は全然異なります。
美紀さんには、今後、国ごとの事情についても聞いてみたいな~と思っています!
ということで、中村さんの無茶ブリで始まった、第1回です!
<美紀チャンネル vol.1「HARIMAU2011ってなんだ?」>
ちなみに、観測測器が原始的なのは、例えば電気の供給が安定していない国は、測器が動かなくなる
可能性があるから、ということです。以前にブログに載せた横浜気象台見学で「カンベル・ストークス日照計」を
紹介しましたが、
この水晶玉みたいな日照計、フィリピンの気象台では今でもビシッとコレを使用しているそうです。他にも、アジア域では
よく見られるそうです。?
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2013年4月26日
カテゴリー:講師より