寒い朝ですね。
昨日も触れましたが、昨日から今朝にかけて上空1500m付近、大気の下層ですが、強い寒気が流れ込んできました。
大手町の最低気温は1℃。もう少し下がるかな、と思いましたがこんなもんですね。でも1℃って言ったら、相当寒いです。
試験も近いことですので、今日は天気図を見ていきます。昨日の夜21時初期値の、12時間後予想図つまり今朝9時の予想
から見てみましょう。
左が500hPa高度・渦度12時間予想図、右は地上気圧、降水量、風12時間予想図です。上空は東谷で日本付近は冬型の
気圧配置になっています。北日本の方は等圧線の間隔がやや狭く、風雪がキビシそうです。上空の流れを渦度0線に着目し
見てみると、どうやら3つの主な流れがありそうです。その一番南系の流れに沿った正渦に対応して、明日には地上にも気圧
の谷が発生しそうです。
気圧の谷ができています。どうやらこれが本州の南岸を進むようです。南岸低気圧として、ビシッと成立するのでしょうか?
左が850hPa気温・風、700hPa鉛直流12時間予想図、右が24時間予想図です。24時間後の赤丸で囲ったあたりに気圧の谷
が発生する予定なのですが、等温線の間隔もあまり変わらないし、低気圧性の循環がハッキリしてくるわけでもない。今朝の
様子と24時間後の様子があまり変わりませんね。
500hPaの流れの36時間後、48時間後を見ると対応する正渦度はありそうですが、特に成長するわけではなく、対応もあまり
良くないのかも知れませんね。地上気圧で48時間後の様子を見てみると、Lスタンプはあるものの、発達している様子は
ありません↓
昨日までは、もっとしっかりとした低気圧性の循環が予想されていて、降水量も多く、結構な雪になるかしら…と思いましたが
このように、初期時刻が変わるだけで、予想が結構変わることがあります。天気図はなるべくなら、毎日連続で見て行くと
流れが把握しやすいというのは、こういう所にもあるのです(>_<)
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2013年1月4日
カテゴリー:新着情報