「都市気候」ちょこっと…てんコロ.アドバイス更新しました

ちょこっと…てんコロ.アドバイス14 学科・一般:都市気候

今朝9時の天気図(左)と朝6時の赤外画像(右)です。東日本は移動性高気圧のど真ん中、すっぽり覆われています。

雲もなくよく晴れた空で、風も弱く、放射冷却がよく効く条件が揃っています。

そんなこんなで、今朝の東京の最低気温は、6.1℃。寒いですね~。でも、今朝6時半の、東京の気温分布を見て下さい。

<気温分布、1℃毎に等温線をひきました>

大手町を囲むように、等温線が閉じています。そして、府中との温度差がなんと5.6℃(>_<)。大手町はヒートアイランド

となっています。

<都市気候>

ヒートアイランドなど、都市特有の気候を「都市気候」と言います。都市部では、高層建築や舗装道路など人工建造物

が多く、地表面の被覆状態や土地の形状が郊外とは大きく異なっています。さらに、人口の集中によりオフィスや工場

自動車などから人工熱が多量に排出されています。そのため、熱収支や水収支が自然の状態から大きく変化して

しまい、それが都市の高温化や乾燥化、日射量の減少などに影響しています。そんな都市気候の中でも、最も顕著に

現れるのが「ヒートアイランド」です。

 ヒートアイランドは、冬の夜間、特に放射冷却が効く日に最も顕著に現れます。今朝の都心と郊外の温度差は、6℃

程度でしたが、差が大きい時は10℃程度まで達することもあります。最近では、夜間だけでなく、夏の日中に現れる

ヒートアイランド(冬の夜間ほど顕著ではないですが)も問題となってきています。都市が高温化する理由には、

具体的に以下のようなことが挙げられます。(「気象予報士合格テキスト」参照)

*地表面被覆状態の変化⇒緑地・土壌・水面の減少に伴う蒸発散量の減少。

*人工建造物の増加(舗装道路、ビルなど)

 ⇒日射による蓄熱効果で大気への顕熱と赤外放射量の増加

 ⇒平均風速(高層ビルが多く粗度が大きいため)の減少で、地表面付近の熱が上空に拡散しにくい。

 ⇒高層ビルの増加で天空率が減少し、夜間の地表付近の大気が失う赤外放射の減少

*人工排熱(オフィス、向上、自動車等からの排出)⇒大気への顕熱輸送の増加

などの理由によって、都市の高温化、郊外との気温差の拡大が生じています。

都市では、夏の日中は熱が地表面付近に溜まるし、緑とか土とか川からの蒸発で潜熱を奪ってくれない、

冬の夜間は放射冷却が郊外に比べて効きにくい、そんなことで都市が郊外に比べて高温化していると

言われています。

いよいよ冬です。都市部と郊外の放射冷却の効き方を、朝のアメダスの気温で見てみてくださいね(^_^)/

 


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2012年11月25日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
カテゴリー:てんコロ.のワンポイント, 講師より