「前線通過の時」ちょこっと…てんコロ.アドバイス更新しました。
ちょこっと…てんコロ.アドバイス8 実技・学科:前線通過時の気象要素の変化に注目しよう
北海道付近に発達中の低気圧があって東北東進しています。中心からのびる寒冷前線が、本州上を通過中です。
寒冷前線の通過に伴い注意すべきことは、気象予報士試験でも定番中の定番ですね。落雷、突風、短時間強雨という
3点セットです。ただし、これは、一般的なことであって、他の資料もよく見てみないと詳細は分かりません。そこで、
こういった寒冷前線の通過時には、アメダスなどの観測値を参考に、今どこを前線が通過中なのか?探ってみる練習を
しましょう。
風向が大きく違う所、大きく違う所、まずはこんな違いから、赤い破線で示したあたりを前線が通過中かな?と推測できます。
豊橋が前線の後面に入ったと考えられる理由として、豊橋のアメダスデータ(10分毎)の変化を示します。
赤枠の中が、前線の通過前後のデータ。中でも、紫の枠で囲った10時前~10時20分ごろが前線の通過に対応している
と考えられます。
①前線通過前は、気温が19℃以上で風はそんなに強くない状況
②10時~10時10分の間に、気温は一気に3℃以上下がり、風は北西風の強風に変わった
以上のことから、今回の寒冷前線の通過は、暖域内にいる時は「なーんだ、風強くないじゃん!」と気を抜いてしまいがち
だけど、寒冷前線通過後の後面での北西風が強く吹くから、要注意ということみたいです。竜巻発生確度も1が出ています
から、もちろん竜巻などの突風にも注意が必要ということですが。
こういったデータは、気象庁のHPで見られます。当日は毎正時のデータしか見られませんが、以下のサイトでは過去の
データが見られ、しかも10分毎の気象要素が見られます。こういった現象があれば、後日にでも確認してみて下さいね。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
(気象庁HPの中の「過去の気象データ検索」というページです)
てんコロ.のeラーニング気象予報士講座は、学科一般分野(法令をのぞく)・学科専門分野・実技講座があります。
それぞれ、単元ごとに購入可能です。
◆一人で勉強してても分からない所がある方
◆得意な単元と不得意な単元がある方
◆遠くてスクールに通えない方
ぜひ、てんコロ.のeラーニング気象予報士講座をのぞき見してみてください(^_^)。
てんコロ.が一体ぜんたい、どんな先生なのか…?不安だな~という方は、以下の無料コンテンツをご覧ください!
*ユーザー登録していただくと、以下のコンテンツが無料でご覧になれます*
☆オリエンテーション(気象予報士試験の勉強をはじめようかな~という方へ)
☆実技講座学習ガイド(実技試験の勉強を始める方へ)
☆第38回気象予報士試験 学科試験(一般・専門)解説
2012年10月23日
カテゴリー:てんコロ.のワンポイント, 講師より