「ジェット気流」ちょこっと…てんコロ.アドバイス更新しました
ちょこっと…てんコロ.アドバイス4 実技:天気図の見方(その4「ジェット気流ってどこ?」)
天気図は立体的に見る…と前回言いました。まず、地上天気図で大きな気圧配置型を把握して、それから、上下の
つながりを考えつつ、上の階層から見ていきます。てんコロ.の実技講座でも地上天気図の次に上空から見ていきます。
<そもそもジェット気流ってなんだっけ?>
狭い領域に集中する強風帯です。偏西風の風速の大きな部分をさしますね。偏西風は、南北の温度傾度が大きく、
傾圧帯となっている中緯度帯で最も強く、また地衡風近似が成り立ちますから、温度風の関係から風速は対流圏内では
上層ほど強く、圏界面付近で最大となります。
<300hPaの天気図の強風軸を見つける>
↑200hPaの天気図では、ジェット気流はここにあるよ!という矢羽根付きの矢印で示されているので分かりやすいです。
しかし、気象予報士試験では300hPa(AUPQ35)の天気図がいちばん上だったりします。ジェット気流は圏界面付近で
最大ですから、300hPaや500hPaあたりでは「強風軸」という言い方をしますが、では300hPaでその強風軸を探すには
どうすればいいか??それは、等風速線の60ノットがポイントになります。
等風速線は20ノットごとにひかれています。その中の60ノットの等風速線を探し、それ以上の風速の領域を色鉛筆で
塗ってみましょう。その中に強風軸はあるはずです。
左側が300hPaの天気図で、右側がその天気図の60ノット以上のエリアを薄い紫色で塗って、強風軸を赤い矢印で引いた
ものです。60ノット以上をマークしたら、その内側の等風速線の最も曲率が大きい所を結んで行くと、強風軸になります。
ミドリムシのバケモノみたいな画を下↓に書いてみましたが、色の線が等風速線だと思ってください^_^;。
「曲率が一番大きい所を結んで行く」というのは、黒丸で示した所を結んでいくということです。そうすると、黒矢印で示した
強風軸が浮かび上がってきます。
?いつの天気図でもいいので、300hPaの天気図を見てみてくださいね。
ちなみに、夏の天気図だと日本付近のジェットが弱いので、分かりにくいかも知れません。練習は、冬の天気図で見た方が
分かりやすいですね。?
2012年10月12日
カテゴリー:てんコロ.のワンポイント, 講師より