「空は立体」ちょこっと…てんコロ.アドバイス更新しました。
ちょこっと…てんコロ.アドバイス3 実技:天気図の見方(その3「立体であることを忘れない」)
ご存じの通り、天気図は地上、850hPa、700hPa、500hPa、300hPa、200hPa…などなど、複数の地上の他に複数の
等圧面天気図を見なければなりません。見方は分かった、じゃあイザ天気図を見て行こうという時に、どうしても
500hPa面はこうなってる、850hPaはこうなってる、地上は…という具合に、無意識にバラバラに考えていませんか?
それぞれの天気図は、バラバラに示されますが同じ時間の天気図は、こんな風に立体構造になっています。
天気図を1枚1枚解析していると、上のような事が、分かっていてもついつい忘れてしまいがちです。
<発達中の温帯低気圧を追って行く…まずは実況の把握から>
では、実際に天気図を見て行く時にどうすればいいか?例えば、「発達中の低気圧の実況を把握する」時、どんな
風に見て行くか?を例にあげてみましょう。
①地上天気図を見る…どのような気圧配置なのか?低気圧や高気圧、前線はどんな位置にあるのか?大きく把握。
②300hPa⇔500hPaの関連…それぞれの面を解析(強風軸の位置、着目する高度線、寒気・暖気など)したら、
300hPa面⇔500hPa面のそれぞれのトラフやリッジの位置などの関連を把握します。
③以下、②と同じように300hPa⇔500hPa⇔700hPa⇔850hPa⇔地上 の関連を考えます。
このように、それぞれの等圧面を単独で見るのではなく、すぐ上の階層と相互に関連付けて、最終的には地上から全ての
階層を立体的に、そして総合的に考察していきます。こうして、低気圧のライフサイクルにおいて、どんな段階にあるのか
把握することができるのです。ここでは、発達中の低気圧の実況を把握する例をあげましたが、見方は北東気流でも
台風でも、梅雨前線でも、基本的には同じです。ぜひ、実行してみてください。?
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2012年10月9日
カテゴリー:てんコロ.のワンポイント, 講師より