空気が入れかわりましたね。

今日は、東京で今年初めて35℃を超えて「猛暑日」となりました。ここ数日は暑くて暑くて、すっかり梅雨明けだね~と思いましたね。しかし、夜になって空気がすっかり入れ替わったようです。

これは、21時の地上天気図です。オホーツク海に中心を持つ高気圧が優勢となっています。東日本~北日本は、オホーツク海高気圧周辺から送り出される冷たい空気の支配下に入りました。もう少し詳しく見ていくと

850hPaあたりで見ると、紫で示した前線帯が南下してきているのが分かります。関東地方は、この後次第に北側の空気に支配されてきます。

 

950hPa付近で見ると、冷たい空気が送り込まれる様子が分かります。これで、夜はこんな涼しい感じになっているのですね。

オホーツク海高気圧というと、その冷たい気流が東日本~北日本の太平洋側に吹きつけて、霧や下層雲になるというのが定番ですが、別に雲は層状雲だけできるわけではありません。赤丸で囲ったあたりは…どうも冬の筋状の雲みたいなやつです。冬の筋状の雲は、冷たい空気が暖かい海面で暖められて発生する対流雲です。この海上に発生している雲域は、対流雲ではないでしょうか。

ということで、すっかり空気が入れ替わり、明日の12時の気温分布をみると、関東地方~北日本の太平洋側を中心に明日は涼しくなりそうです。

2012年7月19日~天気はコロコロ変わる~   合同会社てんコロ.
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