熊本県で記録的短時間大雨情報が出ています。
前線の南側にあたる、熊本県で記録的短時間大雨情報が第3報まで出ています。阿蘇の付近で、1時間110~120ミリの雨が降っているようです。四国付近にも同程度の強さのエコーがライン状に連なっているのが見られます。また、赤外画像で見ても、九州~四国付近に輝度温度が低く白く輝く雲域が見られます。可視画像と合わせて見られるといいのですが、この時間はムリですね。
950hPaの相当温位と流線です。左が3時、右側が6時の予想図です。緑線が相当温位で、ハッチ部分は354K以上のエリアです。前線の南側の下層に、かなりの暖湿気が流入している、そして今後も九州側ではやや南下しつつも、四国付近には入り続けるもよう。また、地上付近には風の収束も見られます。収束するポイントが少しずつ移動するにしても、この後、山沿いを中心に朝にかけてまだ大雨が続きそうです。土砂災害とか、かなり心配です。
勉強の合間でちょっと時間がありましたら、数値予報図なども見てみてください。
※記録的短時間大雨情報は、その区域における1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に設定されているもので、大雨警報が発表されている状況下で、数年に一度しか起こらないような短時間の大雨が観測、または解析された場合に発表されますね。府県気象情報の一種です。
2012年7月12日
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